そろばんを家で教えるときのコツ(入門編・5の友 10の友まで)
「自分はそろばんを習っていないけど、教えられる?」と思ったら、ここから。
親がそろばんを習っていなくても、入門は教えられる。大事なのは 4つ:①順番をとばさない ②「たす9は 1をひいて 10をたす」のような合いことばを声に出す ③どの指で動かすかを決める ④まちがえたら答えより珠の動きを見て、1つ前の段にもどる。
1. 順番をとばさない
入門は階段です。1段とばすと、上の段で必ず止まります。
| 段 | できること | そろばんキングダムの級 |
|---|---|---|
| ① | 1〜5を置く・答えが 5までのたし算 | 20級 |
| ② | 五玉をつかう(答えが 9まで) | 19級 |
| ③ | 5の友(たす4=5をたして 1をひく) | 18級 |
| ④ | 10の友・くり上がり(答えが 11〜18) | 17級 |
| ⑤ | 3つの数でたし算とひき算がまざる | 16級 |
| ⑥ | 5口・7口にのばす。ここからくり下がりも出る | 15〜14級 |
| ⑦ | 十の位をつかう(2けたの数) | 13級〜 |
目安は「9割正解が 3日続いたら次の段」。急がないほうが結局早い。
2. 合いことばを声に出す
頭で計算させるのではなく、決まった言い方で手を動かします。親子で声に出すと早く覚えます。
10の友(くり上がり):たす数とあわせて 10になる数をひいて、となりの列に 1をたす。
| たす数 | 合いことば |
|---|---|
| たす9 | 1をひいて 10をたす |
| たす8 | 2をひいて 10をたす |
| たす7 | 3をひいて 10をたす |
| たす6 | 4をひいて 10をたす |
| たす5 | 5をひいて 10をたす |
| たす4〜1 | 6〜9をひいて 10をたす |
くり下がりは逆:「ひく9は 10をひいて 1をたす」「ひく3は 10をひいて 7をたす」。
5の友:「たす4は 5をたして 1をひく」「ひく4は 1をたして 5をひく」。
図で見たいときは 5の友・10の友の図を一緒に開いてください。
3. どの指で動かすかを決める
- 親指:下の一玉を上げる(入れる)
- 人さし指:下の一玉を下げる(はらう)・上の五玉を動かす
くり上がりは「人さし指でひいて → 親指でとなりに 1を入れる」の 2つの動き。最初はゆっくり、動きの順番を口で言いながら。くわしくは指づかいの図。
4. まちがえたら動きを見る
答えがちがったときに「もう一回」と言うだけでは直りません。
- その 1問を、合いことばを言いながら置き直す
- 同じ型で 3問続けてやる
- 2日続けて同じ所でまちがえたら、1つ前の段にもどる(くり上がりでまちがえる子は、たいてい 5の友がまだあやしい)
5. くり上がりの前に十の位を見せる
くり上がり(17級)に入る前に、10〜19 を置いて読む練習をします。「定位点(そろばんの点)の 1つ左が十の位」と指でさして確かめる。ここをとばすと、くり上がりの 1を入れる列がずれます。
6. 短く、できた所で終わる
入門は 1回 5〜10分で十分。最後の 1問はできる問題で終わると、次の日も自分からそろばんを出します。時間の目安は 1日何分・週何回。
よくある質問
親がそろばんを知らなくても大丈夫ですか?
入門(20〜14級くらい)なら大丈夫です。合いことばの表を横に置いて、子どもと一緒に声に出せば教えられます。
合いことばは覚えさせたほうがいいですか?
はい。最初は表を見ながらでよく、くり返すうちに見なくても手が動くようになります。手が先に動くようになったら、声に出さなくてよい。
くり上がりで何度もまちがえます
1つ前の段(5の友・答えが 9まで)にもどって、9割正解を取りもどしてから進みます。くり上がりのつまずきは、5の友がもとになっていることが多いです。
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