そろばんは 1日何分・週何回練習する?
「毎日どれくらいやらせればいいの?」と迷ったら、ここから。
1日 10〜15分を週 5〜6日。週1回 60分より、毎日 10分のほうが身につく。記憶の研究では、練習を日をまたいで分ける(分散練習)ほうが、1回にまとめるより長く残る。教室が週1〜2回なら、間の日に家で 10分が目安。
なぜ短く毎日か
- 記憶は日をまたいで残る。同じ量を 1回でやるより、1日以上空けてくり返すほうが数週間〜数か月後の成績が良い(分散練習・間隔効果)。計算の練習で毎日・1日おき・週1 を比べた研究でも、間を空けてくり返す群が長く残った。
- 珠の像は毎日見て残る。暗算のもとになる「頭の中のそろばん」は、実物を動かした記憶の積み重ね。5〜6日空くと像が薄れて、教室の前半が復習で消える。
- 子どもの集中は短い。 6歳で 10分、9歳で 15分くらいが集中して珠を動かせる長さ。それを超えるとまちがいが増え、まちがいの練習になる。
年齢・級ごとの目安
| 段階 | 1回 | 週 |
|---|---|---|
| 入門(答えが 5まで〜くり上がり)・5〜6歳 | 5〜10分 | 5日 |
| 10〜7級くらい | 10〜15分 | 5〜6日 |
| 6級〜1級 | 15〜20分 | 6日 |
| 段位・大会 | 20〜30分 | 毎日 |
10分の中身(順番)
- きのうまちがえた問題を 3分。同じ型を 3〜5問。ここがいちばん効く。
- いまの級を 5分。見取算 5問、かけ算・わり算がある級なら各 3問。
- フラッシュ暗算を 2分。 1けた 2口から。速さより正解 8割。
この順番を毎回自分で組むのは手間なので、教室の宿題プリントか、前日のまちがいから自動で今日の練習を組むアプリ(そろばんキングダムの「本日の練習」など)にまかせると続く。
やりすぎのサイン
- 後半でまちがいが増える → 時間を 5分短く
- 同じ級を 1か月以上やっている → 級を 1つ下げて正解率 9割を取り戻す
- 「今日は 30分やる」と言う日と 0分の日がある → 10分固定に
良いそろばん学習の条件は「毎日短く続くこと」と「昨日のまちがいが今日の練習になること」。時間の長さよりこの 2つ。
よくある質問
週1回の教室だけでは足りませんか?
入門の級(〜10級くらい)までは教室だけでも進む。それ以上は間の日に家で 10分ないと、暗算の像ができにくい。教室の先生が家の練習を見られる仕組み(プリントの提出・記録)があるとよい。
子どもが 30分やりたがります
やりたい日はやらせてよいが、翌日 0分になるなら 10分固定のほうが結果は良い。長くやる日は前半に今の級、後半はフラッシュ暗算やパズルなど軽いものに。
休む日は作りますか?
週1日は休んでよい。2日以上空けると復習からになる。旅行などで空いたときは、再開の最初の日は級を 1つ下げる。
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