先生向け:教室の級と検定・家の教材の級を合わせる方法
「家の教材では 5級、教室では 7級」のずれにお困りの先生へ。
教室の「級」は、受ける検定(日商・全珠連・全珠学連など)で桁数・口数がちがう。家で使う教材やアプリの級が教室とずれると、子どもは「家では 5級、教室では 7級」になって混乱し、親は「どっちが本当?」と聞いてくる。合わせ方は 3手順:①教室が受ける検定を 1つ決める ②その級ごとの桁数・口数を表にする ③家の教材・アプリをその表に合わせる。
なぜずれるか
| 団体 | 級の幅 | 段 |
|---|---|---|
| 日商(1〜6級)+日本珠算連盟(7〜10級・段位) | 10級〜1級 | 準初段〜十段 |
| 全珠連(全国珠算教育連盟) | 15級〜1級(準級あり) | 準初段〜十段 |
| 全珠学連(全国珠算学校連盟) | 10級〜1級 | 初段〜十段 |
| UCMAS など海外の教室グループ | 独自のレベル | なし |
級の数字が同じでも、見取算の桁数・口数、かけ算の桁数、制限時間が団体ごとにちがう。さらに市販の教材やアプリは独自の級を持つものが多く、教室の級と 1〜2級ずれる。
3手順
- 検定を 1つに決める。 2つの団体を併用する教室もあるが、級の表は主に受ける 1つで作る。もう 1つは「同じ桁数・口数の級」を横に書き添える。
- 級ごとの桁数・口数を表にする。「7級:見取算 2けた 10口、かけ算 2けた × 2けた、わり算 3けた ÷ 1けた」のように。検定の出題例から写せば 30分でできる。
- 家の教材・アプリをその表に合わせる。教材は同じ団体の出題例に沿ったものを指定する。アプリは、級の表を教室の検定の基準に切りかえられるものを選ぶ。切りかえられないなら「家のアプリの ○級=教室の △級」の対応表を保護者に渡す。
対応表の例(保護者に渡す 1枚)
| 教室の級 | 検定の級(例) | 見取算 | かけ算 | わり算 | 家の教材 |
|---|---|---|---|---|---|
| 入門 | 15〜11級 | 1〜2けた 5口 | — | — | 教室のプリント |
| 9級 | 9級 | 2けた 8口 | 2けた × 1けた | — | アプリ 9級 |
| 7級 | 7級 | 2けた 10口 | 2けた × 2けた | 3けた ÷ 1けた | アプリ 7級 |
| 6級 | 6級 | 3けた 10口 | 3けた × 2けた | 4けた ÷ 1けた | アプリ 6級 |
数字は一例。教室の検定の出題例に置きかえる。
アプリを使うときの注意
級の表を教室側で選べるアプリなら、家と教室の級が自動でそろう。たとえばそろばんキングダムは、先生画面で級の表を標準/10級から/日商・日珠連風/全珠連風/全珠学連暗算風/UCMAS風から選べる。独自の級しかないアプリは、上の対応表を作って渡す。検定の前は、アプリの級ではなく検定の制限時間で測る日を入れる。
良いそろばん学習の条件の 1つは「級が教室の検定につながること」。家の教材が別の級を持つと、子どもの中で級が 2つになる。
よくある質問
2つの団体の検定を両方受けさせる教室では?
級の表は主な 1つで作り、もう 1つは桁数・口数が近い級を横に書く。子どもには教室の級 1つだけを見せ、検定名は受けるときに伝える。
UCMAS など海外方式の教室の場合は?
独自のレベルで進み、日本の検定とはつながらない。家のアプリは UCMAS風の表に切りかえるか、レベルと桁数の対応表を渡す。日本の検定を受けたい家庭には、桁数・口数で近い級を案内する。
途中で級の表を変えると子どもは混乱しませんか?
1回だけなら大丈夫。「教室の級にそろえます。家の 7級は教室の 8級になります」と保護者に 1枚で伝える。変えるなら検定の直後、進級のタイミングで。
読むだけより、手を動かすほうがずっと早く身につきます。そろばんキングダムの 20〜16級は登録なしでずっと無料で、スマホでもパソコンでもすぐできます。
▶ そろばんキングダムをひらく