そろばんは何歳から始める?
「うちの子、まだ早い?もう遅い?」と迷っている方へ。
目安は 5〜6歳(年長〜小学1年生)。条件は年齢ではなく「1〜10 の数字が読めて書ける」こと。小学3年生から始めても遅くない(学校の算数でそろばんが出るのは小3・小4)。早く始めることより、毎日 5〜10分続く年齢で始めることが大事。
年齢より「できること」で決める
そろばんの最初の段階は「答えが 5までのたし算」。5の玉もくり上がりも使わないので、次の 3つができれば始められる。
- 1〜10 の数字が読める・書ける
- 10分くらい座って 1つのことができる
- 指で 1つずつ数えられる
数字がまだ書けない子は、そろばんを買う前に、数字を書く練習と珠を数える遊びから。教室では 4歳から受け入れるところもあるが、その場合は親が横につく時間が要る。
年齢別の特徴
| 始める年齢 | 向いていること | 気をつけること |
|---|---|---|
| 4〜5歳 | 珠にさわる・数を数える・数字に慣れる | 週1回では忘れる。1回 5分、親が横に |
| 5〜6歳(年長〜小1) | 入門の級から始めるのにちょうどよい。数の感覚が育つ時期 | 数字を書く練習と並行する |
| 7〜9歳(小2〜小4) | 進みがいちばん速い。学校の算数(小3・小4 でそろばん)と重なる | ほかの習い事と時間がぶつかる |
| 10歳〜 | 理解が速く、半年で下の学年に追いつく子も多い | 暗算の「珠の像」ができるまでは、早く始めた子より時間がかかる |
学年ごとの級の目安
全国珠算教育連盟(全珠連)の級で、教室がよく使う目安は次のとおり。年長〜小1 で始めた場合の数字なので、あとから始めた子はそのぶんずれてよい。
| 学年 | 目安の級(全珠連) |
|---|---|
| 小1 | 10〜8級 |
| 小2 | 7〜6級 |
| 小3 | 5〜4級 |
| 小4 | 3〜2級 |
| 小5〜小6 | 2〜1級 |
早く始めるほど良い?
5〜7歳で始めて 3年続けた子どもの計算力が上がったことは、183人の無作為比較試験(Barner ほか、2016)で確かめられている。ただしこの研究でも効果が出たのは「3年続けた」から。4歳で始めて 1年でやめるより、6歳で始めて毎日 10分続くほうが結果は良い。そろばんキングダムの 20級も「こたえが 5まで」からなので、年長で始めても最初の級は数週間で進める。
良いそろばん学習の条件は、始める年齢より「級の段階が細かいこと」「まちがい方が見えること」「毎日短く続くこと」。
よくある質問
4歳でも始められますか?
数字が読めて、5分座っていられれば始められる。ただし 4歳は忘れるのも速いので、週1回の教室だけでは定着しにくい。家で毎日 5分、珠を数える・1〜5 を入れることを遊びとして続けるとよい。
小学3年生からでは遅いですか?
遅くない。学校の算数でそろばんが出るのは小3・小4 で、理解が速い分、入門の級は数週間で進む。暗算(珠の像)ができるまでには早く始めた子より時間がかかることがあるが、1〜2年続ければ差は小さくなる。
数字がまだ書けない場合は?
書けるようになってからでよい。そろばんは答えを数字で書くので、数字が書けないと練習の半分が止まる。先に 1〜10 を読む・書く・指で数えることを終わらせておく。
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