先生向け:教室の宿題を家で続けさせる方法
宿題を出しても、家でやってこない…とお困りの先生へ。
家で続く宿題は「量が少ない」「毎日同じ時間」「結果が先生に戻る」の 3つを満たす。目安は 1回 10分 × 週5、種目ごとに 5問。プリント 1枚なら見取算 5問+かけ算 5問くらい。「やったか」ではなく「どこでまちがえたか」が戻る仕組みがあると、次の授業の最初の 10分が変わる。
続かない宿題・続く宿題
| 続かない宿題 | 続く宿題 | |
|---|---|---|
| 量 | プリント 3枚・30分 | 1枚・10分 |
| 回数 | 「次の授業までに」 | 「毎日 1回、夕ごはんの前」 |
| 中身 | 今の級の問題だけ | 前回まちがえた型 3問+今の級 5問+フラッシュ 2分 |
| 戻り方 | 次の授業で先生が採点(1週間遅れ) | その日に採点されて、まちがい方が先生に見える |
| 親の役目 | 横で教える・丸をつける | 時間を決めて声をかけるだけ |
量:種目ごと 5問、10分
週1〜2回の教室の間の 5〜6日を埋めるのが宿題の目的。1回 10分で終わる量にすると週5回続き、合計 50分。30分の宿題を週1回やるより、定着ははるかに良い(記憶の研究では、間を空けてくり返す練習のほうが長く残る)。
中身:前回のまちがいを先頭に
宿題の最初の 3問は、前回の授業でまちがえた型(5の友・10の友・桁のずれ)と同じ型の問題にする。ここがいちばん効く。今の級の問題はそのあと。生徒 20人分を毎週手で組むのは無理なので、型ごとの問題の束を作っておくか、まちがいから自動で組む道具にまかせる。
保護者への伝え方(例文)
> 宿題は 1日 10分で終わる量にしてあります。横で教えなくて大丈夫です。時間だけ決めて(夕ごはんの前など)「そろばんの時間だよ」と声をかけてください。まちがいは教室で見ますので、丸つけも要りません。
親が教えると教室のやり方とずれる。「教えなくてよい」「丸つけ不要」を先に言っておくと、親の負担が減って続く。
結果を戻す:紙とアプリ
| 紙のプリント | アプリ | |
|---|---|---|
| 配る | 授業で渡す | 先生画面から出す(「今週:7級見取算 3セット」) |
| 採点 | 次の授業で先生か親 | 自動・その日 |
| まちがい方 | 答えを見て先生が推測 | どの珠でまちがえたかが記録される |
| 先生の手間 | 生徒 20人 × 週1枚の採点 | 一覧で「要フォロー」の生徒だけ見る |
| 弱いところ | 1週間遅れる・親の丸つけが不正確 | 実物の運指は見えない・端末が要る |
紙で十分な教室も多い。人数が増えて採点が追いつかなくなったら、宿題の配布と自動採点ができる先生画面(そろばんキングダムなど)を足すと、授業の最初の 10分が「採点」から「まちがい方の指導」に変わる。
良いそろばん学習の条件の 1つは「家と教室がつながっていること」。宿題はそのつなぎ目。
よくある質問
宿題をまったくやらない家庭には?
量をさらに減らす(1日 3問・3分)。「毎日 3問」が 1か月続いたら 5問に。やらない理由の多くは「多い」「いつやるか決まっていない」の 2つ。
保護者に丸つけを頼んでいいですか?
頼まないほうがよい。丸つけの正確さに差が出て、まちがい方が見えなくなる。自動採点か、次の授業での採点に。
何級から宿題を出しますか?
入門の級から。最初は「珠を 5回入れて 5回取る」のような 3分のものでよい。「毎日そろばんにさわる」習慣を先に作る。
読むだけより、手を動かすほうがずっと早く身につきます。そろばんキングダムの 20〜16級は登録なしでずっと無料で、スマホでもパソコンでもすぐできます。
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